コラム
―――うーん 私が息むと肛門は震えだした。 いや肛門が震えているのでは無く私が震えているのだ。それは分かっている。 すると肛門から運子が顔を出してきた。 誰の子かもわからぬ運子。 恵まれぬ子運子。 白く濡れたダンスホールへと投げ出された運子は勢い良…
僕は、18歳なのですが世間一般で言うところの素人童貞なのです。でもはっきり言ってプロ相手にSEXしてもあまり感動できず『これ東京名器物語の劣化版かいな。臭いしたまったもんじゃねえなゴムの匂いくらいが俺にはちょうどええんや』 とつい自称が僕から俺…
かわいく見える鏡というものを見つけた。 鏡の凹凸によって眼が大きく見えるらしいのだ。 なるほどたしかに鼻が高く見えるし眼も大きく見えるが、 自分を騙してどうする。 他人を騙すために化粧をするのはまだ理解できる。 そもそも鏡に騙された時のこのやり…
『000君だよね、久しぶり』多分僕がこれから永遠に聞くことのできない女性の台詞が僕の背中の方から聞こえてきた。 勿論、いよいよ現実の境目と妄想とがごっちゃになるところまできたのだなと思ったが、脳内会議において〔今の甘い台詞は現実か〕という議題…