都電荒川線沿線をめぐってきた
はじめに
この記事を読んで、
前々から行こう行こうと乗ろう乗ろうと思っていた都電荒川線についに乗ってきた。
昔、広島に住んでいたことがあり、路面電車によく乗っていたことを思い出す。 その時は、広島市内へわずかな駄賃でお買い物に行ったり、ただ電車に揺られて、何をするともなく行って帰ってくるということをしていた。
あの整理券を吐き出す黄色い機械や、乗車口に置いてある料金を収める箱、それを管理する車掌さん。 車窓の中に街の喧騒が直接交じるあの感じ。街に電車が溶け込むのがとても好きで、広島を離れてからもいつかまた乗りたいなと思っていた。
切符
整理券はなくて、170円を払えば三ノ輪橋ー早稲田間を乗車できる。 車掌さんに言えば400円で1日乗車券を購入できるので、ぶらぶらしたい向きにはそれを購入するといい。 ICカード(スイカとか)に1日乗車券を付与することもできる。(でも、ちょっと後悔するかも)
三ノ輪橋
多くの都電荒川線沿線の旅の先駆者たちは早稲田から乗車して三ノ輪橋でENDという流ればっかりだったので、 三ノ輪橋から早稲田へ巡ってみることにした。
この日はどうしてもラーメンを食べたくて、都電荒川線沿線で美味しそうなラーメン店を探してみたところ三ノ輪橋にラーメン屋トイ・ボックスというお店を見つけて行ってみたのだが、あいにく訪れた時間が遅く、閉まっていた。
お腹が減りすぎてて、ラーメンを探してたはずなのに、近くの安井屋というやきとり屋さんでやきとり丼を食べてしまった。うん。味はまあまあ。
三ノ輪橋では、ジョイフル三ノ輪という商店街があり、尾道の商店街を少し小さくした感じに似てるなあと思っていた。 ここでハッと気づいたのだけれど、この似てるという感覚はきっと自身の少ない体験から絞り出した具体的なものものの抽象であるのだろうと。つまり、似てるなんてことはなんにでも取って付けて言える感覚なのだろうななどと思ったりしていた。
ジョイフル三ノ輪
商店街では、紅しょうがの天ぷらを食べたり、いなりを食べたり、鮎餅を食べたり。
荒川遊園地前
後悔するかもと言ったのは、このあらかわ遊園。 切符式の1日乗車券があれば、入場料が無料なのである。 ICカードではだめ。
都電雑司ケ谷
雑司ヶ谷霊園
ここにはいろんな著名人のお墓があって、今回は、夏目漱石、泉鏡花、竹久夢二のお墓を参ってきた。 夏目漱石のお墓は分かりやすかったのだけど、他の方のお墓はちょっとわかりづらくて、楽しい作品ありがとうございましたとお礼を言ってしまったあとに気づき、すみません間違いました。起こしてすみません。とお辞儀をしてしまうこともあった。
大塚駅前
北大塚ラーメンが閉まってたので
ホープ軒本舗 大塚店でラーメンを食べてきた。 なかなか美味しい。 ホープ軒は本店がいろんなところにあって、私が行ったのは大塚店。他の本店とは違い、大塚店はあっさりスープらしい。
早稲田
大隈庭園
閉まってた
漱石公園
工事してた
関口芭蕉庵
閉まってた
なぜみんなが早稲田から始めるのかがわかった。 しまっちゃうのだ。観光したいところが。 今度は先人とは逆を行ってみようとなどとはせず、大人しく早稲田から巡ってみたい。
俺も漱石山房があったところで、ここで、三四郎や、門、こゝろが書かれたのかーなんてことをしてみたい。 いや目前には行ったのだけど、工事中だから、風流みたいなものがなくて、思いを馳せるなんて格好つけることができなかったのだ。
早稲田駅(都電)から漱石公園へ行く途中で見かけた学生服の看板。かわいい。
おわりに
前日は彼女の誕生日を西麻布で祝い、背の高いホテルをデイユース(デイユース!)でチェックインして、ジャグジーなお風呂に入ってお楽しみでしたねをしてきた。 ベタに誕生日を祝ってみたいなという思いがあって、西麻布の白亜の洋館レストランのフレンチを予約して行ってきた。 それにベタな場所で誕生日ケーキのサプライズをしてみたかったのだ。彼女はニコッと喜んでくれたみたいで良かった。